以前のブログでも紹介した田村学先生の本「授業を磨く」。今回はこの本を読んで、改めて日々の授業で大切に意識したいことについてマインドマップを描きました。
授業づくりで常に意識したいことを4つ挙げました。
1. 単元づくり
単元の計画を立てるときに、問題解決的な視点と探究活動的な視点から単元を作ることが大切だと感じました。グループであるいはペアで問題を解決するために話し合う。そのためにはよい発問をすることや、生徒が深く考えることができる問題を設定することが大切だと感じました。
探究活動において最も大切にしたいと思ったのは、生徒から発せられる質問や疑問をうまく拾い、クラス全体に投げかけること。この時僕の考えや答えを言うのを我慢して、そのまま生徒にまず投げかけてみること。そしてシェアリングすることが大切だと感じました。
2. 授業のねらいの設定
授業のねらいを決めるときに常に明確に意識したいのが、生徒に付けさせたい力。この1時間の授業で生徒にどんな力を付けさせたいのか。それをはっきりと持ち、ゴールをイメージしながらねらいを設定すること。
そしてその1時間の授業は、理解、習熟、応用のどの段階の授業なのかを意識しておくこと。新しい文法の理解であれば、パワーポイントを使い、新しい英文の意味を生徒に考えさせて、繰り返し読ませることが大切だと思います。
習熟の段階ならワークやプリントを使って問題を解いたり、本文を使って繰り返し音読する活動になります。
応用であれば、学んだ文法を使って自分の身近なことや考えについて英作文したり、友達にインタビューをしてみる。
3. 環境づくり
学習の環境づくりにおいて大切なことは、身に付けさせたい力に応じた学習形態だと思います。例えばスピーキングの力であれば、ペアかグループでの会話活動を取り入れます。読解力であれば、まずは個人で訳し、問題を解き、そのあと教えあい活動するといった具合です。
4. 板書
板書をするときに常に意識したいことは、なんのためにその板書をするのかということ。教える内容を伝えるためなのか、生徒の意見や考えを共有するためなのかで板書のあり方は変わってきます。そして生徒がノートを見返したときに、復習に必要な内容が書いてあること。わからないことがあったときにノートをみれば答えが出てくること。これらのことが大切だと感じました。
まだまだ改善点はたくさんあることに気づかされました。授業はやればやるほど、その奥深さに気づかされます。
今回も読んでくださってありがとうございました。