ひらめき diary

「ひらめきは人生を豊かにするエッセンス」と感じている僕が趣味や自分磨き、そして日常の中にあるひらめきや気づきを紹介していくブログです。よろしくお願いします‼

アーティストでもあるスポーツ選手

 

 先日、ある本を読んでいるとアーティストを定義している文章に出会いました。その本によると、アーティストとは「人類が今まで蓄積してきた美や知識の最大到達点をさらに更新する人」ということでした。これをスポーツ選手に当てはめると「人類が今まで蓄積してきた、そのスポーツにおける技術や結果の最大到達点をさらに更新する人」ということになるでしょうか。そして日本人としてこれを成し遂げた選手は誰だろうかと考えた時、僕が思い付いたのが、上の写真に載せている4人の選手です。この4人の選手たちは、日本人として上の定義に当てはまり、人々に感動を与えて、さらに美しい点も持っていると思うのです。

 野茂英雄選手:日本人エースとしての地位を捨て、メジャーリーグマイナー契約を結び、そこから新人王を獲得し、2度のノーヒットノーラン、日米通算200勝以上を成し遂げました。メジャーで成功した日本人はいないという常識を打ち破り、道を開きました。では野茂選手の何が美しいのか?あのトルネード投法です。

 中田英寿選手:アジア年間最優秀選手としてフランスW杯後にイタリアのペルージャに渡り、デビュー戦でユベントス相手にいきなり2ゴールをあげました。彼のおかげで世界との差が縮まり、多くの日本人選手がヨーロッパに渡りました。中田選手も当時の常識を打ち破っています。そして全盛期の彼のパスは芸術です。

 大迫傑選手:佐久長聖高校時代にアンカーとして全国高校駅伝制覇、早稲田大学では大学3大駅伝制覇、今は更新されましたが、マラソン日本記録保持者でもありました。さらにアジア人として初めてアメリカのナイキ・オレゴンプロジェクトに参加することを許されて、そこでトレーニングを重ね、東京オリンピック、男子マラソンで6位入賞を成し遂げました。そして彼はランニングフォームがとても綺麗です。特に2015年のニューイヤー駅伝日清食品で1区を走った時のラストスパートは必見です。

 大谷翔平選手:現在メジャーリーグのエンジェルスで二刀流で活躍している日本の宝といわれている選手です。20年前、日本人がメジャーリーグでホームラン争いをすることを、どれだけの人が予想していたでしょうか?メジャーリーグでは新しく大谷ルールと呼ばれる新ルールまで作られました。まさに人類の最高到達点を更新したのです。滞空時間の長い大谷選手のアーチを見ていると彼はまさにアーティストだなぁと感じます。