ひらめき diary

「ひらめきは人生を豊かにするエッセンス」と感じている僕が趣味や自分磨き、そして日常の中にあるひらめきや気づきを紹介していくブログです。よろしくお願いします‼

尊敬する人

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 元サッカー日本代表中田英寿さんを知っていますか?オリンピックには2大会連続、ワールドカップには3大会連続で出場し、2006年のドイツワールドカップを最後にプロサッカーを引退し、世界と日本を旅された方です。中田さんは色々な名言を残しており、その言葉は「中田語録」という本としても出版されています。

 今日はその「中田語録」にも載っていない僕が「名言だなあ・・」と感じた中田さんの言葉を紹介します。

 2006年ドイツワールドカップ、グループリーグの最終戦。日本代表はブラジル代表と対戦しました。前半に玉田選手のゴールで先制した日本でしたが、その後本領を発揮してきたブラジルが得点を重ね結果は1-4で日本は敗れました。そしてこの試合が中田さんにとってプロとして最後の試合となりました。中田さんは試合が終わったあともしばらくセンターサークルの中であおむけになり、これまでのサッカー人生を振り返っていたといいます。その後起き上がってサポーターに挨拶をします。そして日本のテレビカメラがロッカールームに戻る中田さんを呼び止めインタビューをします。

 インタビューアーが中田さんに「今回のワールドカップは中田選手にとって力を出し切れたワールドカップだったでしょうか。」と尋ねます。すると中田さんは「力を出し切れたかどうかというよりも、今出したものが現時点の力なので。」と答えられました。僕はこの言葉に中田さんのプロ意識を強く感じました。

 2006年のワールドカップ、日本は初戦のオーストラリア戦、第2戦のクロアチア戦ともに体力の消耗が激しいお昼の時間帯の試合でした。このワールドカップで最初の2戦がともにお昼の時間帯に開始であったチームはすべてグループリーグで敗退しています。このインタビューに答えたとき中田さんも少しくらいはそのことを考えていたかもしれません。でもそんなことは一言も言わず、すぐに「力を出し切れたかどうかというよりも、今出したものが現時点の力なので。」と答えた中田さん。僕は思ったような結果が出ず、自分以外の物事のせいにしたくなる時、いつも中田さんのこの言葉を思い出し、自分を戒めるようにしています。僕が見つけた中田さんの名言を紹介させてもらいました。

 今日も読んでくださってありがとうございます。